紫波OCHS RFC
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VOICE 〜あの人に訊く〜 
vol.2 紫波オックス総監督 近藤 浩之 氏
「理想とするチーム像」 

 
 
新企画「VOICE〜あの人に訊く〜」ではクラブ内外の様々な方と対談をしてその内容を紹介していくコーナーです。
第2回のお相手は、紫波オックス総監督の近藤浩之氏です。




中 村:宜しくお願い致します。さて、いきなりですが近藤さんはオックス歴が相当長いですよね?

近 藤:1984年に高校を卒業したと同時に入部したので今年で27年目になります。

中 村:すると大先輩になりますね。当時は海外遠征を盛んに行っていたと伺いましたが?

近 藤:私が入部した年に沖縄遠征、その後ニュージーランド・オーストラリア遠征へ行き、1994年に

はスコットランド遠征にも行きました。意気揚々と乗り込みましたが、海外遠征ではパワーとスピードに

全く歯が立たず、救急車で運ばれた選手もいた程で散々な結果でした。ニュージーランドでは近所の

住人がゲームを観戦し、そのままアフターマッチファンクションに参加しており、カルチャーショックを受

けたのを覚えています。


中 村:海外遠征ですか、すごいですね。現在では一部の東日本トップクラブが海外遠征していると聞き

ましたが、なかなか簡単に行けるものではありませんね。


近 藤:沖縄遠征の時は、当時勤めていた会社に入社したてで研修期間中

だったのですが、ダメもとで会社に相談したところ、社長の理解を頂き、行

って来いと言って貰い感激したことを覚えています。遠征自体も良い思い

出ですが、周りの方々の協力を頂いたことがとても嬉しくて今でも大変感

謝しております。



 仕事中もねじりはちまきの近藤氏

中 村:そうだったんですか。海外遠征だけでなく、我々の日常的な活動も周りの協力は非常に大きい

ですよね。


近 藤:そうです。休みを調整してくれる会社や練習やゲームに行かせてくれる家族や彼女、グランド作

りしてくれる協会の方々等々、1試合するだけでも沢山のサポートや労力が介しています。ゲームとな

ると県内はもちろん遠征まで帯同してくれるスタッフや家族。非常に有難いことです。ラグビーができる

のはプレーヤー以外の人々の協力があるという事をプレーヤーは肝に銘じ、感謝しながら活動して欲

しいです。


中 村:そうですね。私も一度だけチームのボール収め試合を企画し、会場手配やライン引きを全て一

人でやった時がありましたがとても大変で、改めて周りのサポートの有難みを感じさせられたことがあ

りました。こういった事を意識していると中途半端な事はできませんよね。


近 藤:その通りです。そういう思いを抱きつつ、できればメンバーが毎回練習やゲームに参加して欲し

いと思います。しかし、どのクラブチームも同じだと思いますが、クラブチームの性格上、参加について

は強制ができないので。それぞれ仕事や家庭があるので各々の環境が全てクラブの為だけに集中で

きるわけではありません。

ただ、あくまでも「仲間立」で運営してきたクラブなので、立場と状況を良く見て考え活動に参加してもら

えると非常に嬉しいですね。元々、強制的に入部させた部員はいませんし、せっかく同じ趣味の仲間が

集まっているわけですから純粋にもっともっとラグビーを楽しみたいですね。

中 村:私も全くその通りだと思います。さて、電信柱に部員募集の張り紙

をして数名で始めたオックスが現在ではジュニアチーム・U15チーム・シニ

アチーム・トップチームで構成される大所帯にまで成長しました。発足当時

からすると、ある程度の目標は達成されていると思いますが、今後、どの

ような方向性をお考えでしょうか?


近藤家の皆さん

近 藤:もっと地域に根ざした活動をしたいと考えています。数年前に地域密着型クラブを目指し、チー

ム名に「紫波」と地域名を冠しました。現在、ちびっこラグビー教室等を企画・開催しておりますが、現

状ではまだまだ地域密着型のクラブとは言えません。もっとクラブ内で議論を重ね、本当の地域密着

型のクラブに成長できたらと考えています。


中 村:その他には何かビジョンをお持ちですか?

近 藤:現在、紫波オックスにはジュニアチームとU15チームがあります。彼らがそれぞれ高校や大学

でプレーして成長し、自らの意思で紫波オックスに戻ってきてくれると大変嬉しいですね。

紫波町のラグビー人口は県内でも多い方です。もしこれが実現すると夢の実現に大きく近づきます。

こういった事で、紫波町のラグビーを、最終的に岩手県のラグビーを盛りあげたいと考えております。

年中、リクルートしなくても済みますのでこういった流れが理想ですね。


中 村:巣立ってやがて戻ってくる。まるで鮭みたいですね。

近 藤:・・・。

中 村:理想を言えばキリが無いですが、その他に望んでいることはありますか?

近 藤:海外のクラブの様に、チームから代表スコッドが誕生すると素晴しいですね。代表でないにして

も、釜石シーウェーブスやトップリーグのチームから即戦力としてスカウトの声が掛かるようになる位ま

でチームレベルにもっていけたら理想です。


中 村:一昨年、在籍していた瀧澤選手が三洋ラグビー部に移籍しました。現在も基礎トレーニングか

ら鍛えられ、主にサテライトリーグで奮闘している様ですが、彼がレギュラーメンバーとして活躍すると

嬉しいですね。

近 藤:そうですね。

中 村:さて、今月からいよいよ東日本クラブトーナメントが始まりますが、抱負をお聞かせ下さい。

近 藤:各地域の代表と戦う事となりますのでどのチーム強豪です。そう簡単に勝てるとは思っていま

せん。一戦一戦を大事にクラブ一丸となり、全力で挑みたいと思います。

中 村:ありがとうございました。

(2010年9月7日コンドー産業にて インタビューアー:紫波オックスRFC広報担当 中村雅章)

近藤 浩之(こんどう ひろゆき)
昭和40年7月14日生まれ。45歳。174cm90kg、ポジションはHO。紫波オックスの総監督であるが、チームディレクターの仕事も行う。同時に家業のかたわら、岩手県クラブ委員長としての仕事もこなす。趣味はラグビー仲間との宴席・会合、トレードマークはねじりはちまき。家族構成は奥様と三女の5人。家族での試合やイベント参加率はチームNo1。盛岡市東新庄在住。